「会社を強くする
多角化経営の実戦」
(山地章夫さん)
を読みました。
多角化なんて大企業がやることでしょ?
私には関係ないだろうなぁ。
と思っていましたが
山地さんは
中小企業こそ「多角化」に取り組もう
と勧めておられます。
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(21ページ)
多角化のメリット
①「規模拡大の近道」になる
②リスクを分散できる
③社員の成長を促せる
④社長業に余裕が生まれる
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②③④は、魅力的。
特に、③の視点が
自分には不足しがちなので、
気になります。
とはいえ、そもそも多角化は
どう始めればよいのか?
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(44ページ)
多角化のパターン
①商品開発戦略での多角化
(現在の事業に新しい何かをプラスする)
②市場開拓戦略での多角化
(現在の事業をベースに新しい市場を開拓する)
③異業種進出戦略での多角化
(異業種に展開する)
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弁護士法人で考えやすいのは、①②かな?
全く違うこともやってみたいから、③もアリか?
視野が広がりそうで、いいなぁ。
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(90ページ)
システム経営の導入がとても有効
(92ページ)
経営はすべて自分一人でやるものという発想は捨ててしまいましょう。
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むむむ。
法律事務所の枠組みだと、
資格が必要な関係で難しいか?
やるならば
1)弁護士増員プラン
2)(弁護士数増やさず)経営と実働の分離プラン
→弁護士資格のない人に経営、運営を担当してもらう。
→弁護士側の抵抗感をクリアできるか?が肝。
3)法律事務所とは違う事業に参入(③)
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(153ページ)
「先に新規事業を立ち上げれば、自然と人が育っていく」と(発想の転換をしてみる)。
人が育つのを期待して待っていたら、いつまでたっても新規事業に打って出ることはできません。
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1)は、採用自体の難しさに加えて
事務所のスペースの問題も。
法律事務所として大きくしていくか
現状維持ベースで変えていくか、を決めなくては。
まずは、コンパクトに。
今の取扱い分野を分けて考えてみよう。
企業法務部、一般民事部、後見部とか。
うん、そうしよう。
その上で、法律事務所として大きくしていくことにするなら
憧れの「七人の女弁護士事務所」プロジェクトをやりたい。
いずれにしても、楽しみです。
自社の方向性について考えるきっかけを与えてくれた一冊です。
自社はこのままで良いのだろうか?と思っておられる方に
ぜひ読んでいただければと思います。
【備忘】
*出かけていき、多くの人と合流を持とう
*まずは3本の柱を立てよう
*思い立ったら、すぐにスタートする
(経営計画書は不可欠)
*顧客が「何を求めているか?」
「どうすればもっと喜んでもらえるか?」
を考える
*研修は社長だけでなく、幹部も連れていき
一緒に学ぶことで、自社にスムーズに取り入れよう。
*横の連携の強化をする
*ビジネスも人生も楽しもう
考えて、勢いをもって、動こう。
2021-15