弁理士/国際パテント・マネタイザー
正林真之さんの
読みやすい。
面白い。
20年前から思っていたのですが、
知的財産権を扱う人って
思考がスッキリしていて、賢い!
争点に絞って、
突き詰めて議論するからなのでしょうか。
「今、それ、関係なくない?」
「で、結局何が言いたいの?」
という事態にならないトーク。
憧れます(≧▽≦)
本書では
自らが弱者と認識し、自らの才能を知り、ビジネスにつなげた者だけが生き残る。
と指摘しておられ、
*成功するためには、自分を知ること。
*目に見えないものもマネタイズする。
*漫然とやっていては成功しないのだ!
*だから私は…( ̄▽ ̄;)
と反省しました。
ピカソが少額でも小切手を切った
→ピカソのサインに価値があるので、換金されない
→ピカソはお金を払わなくて済む
という話は、驚きです。
自分の価値を知り、活かす、という発想のある人は
より豊かになっていくのだなぁ(*゚Д゚*)
最下位というナンバーワンを活かす
という視点も興味深いものでした。
弁護士など士業だと
「最下位」は、上手く活かせそうな気がしませんが、
地域観光資源のアピールに活かせそう。
「くまモン」の話にも触れておられ、
地方公共団体の職員さんに、ぜひ読んでいただきたい!と思いました。
「サメ型企業」の攻撃にまったく無防備な日本企業
特許というものは、自分が取ることができるように、他人も取ることができ、他人が特許を取っているものと同じシステムを一般に提供すると、立派な特許権侵害になってしまう。
との指摘には、ドキッとしました。
そうだよなぁ。
と多くの方が頭ではわかっていることでしょうが、
改めて丁寧に言葉にして示されると、
実はわかってなかったのかも…!とハッとしました。
特許など知的財産権は、
それを活用するという「攻め」の視点と
侵害の主張を受けないようにするという「守り」の視点の
両方の視点で考えなくてはならない。
「うちみたいな小さな会社には関係ない」
と言ってスルーするのは、
「攻め」不足だけでなく、
「守り」の視点の欠如でもあるのだと思いました。
*自社の今はもちろん、
未来を見据えて
真剣に取り組まなくては!
*漫然とではなく、戦略的に!
*今、何かできることがあるハズ!
と、やる気がアップした一冊でした。
【こんな方におすすめ】
経営者
企業の知的財産権担当者
地域振興に関わる方
弁護士、弁理士の方
まったりと過ごしている自分にカツを入れたい方
お付き合いいただき、ありがとうございました。
また次の一冊でお会いしましょう♪