本から学ぶ 知識と経験の宝箱

本を読んで知識を広げよう

人を動かす?

玉樹真一郎さんの
「ついやってしまう」体験のつくりかた
(ダイヤモンド社)
を読みました。


元・任天堂の企画開発者による
人の心をつかむ商品・サービスのつくりかた

興味深い。

1 「つい」やりたくさせてしまう
2 「つい」熱中させてしまう
3 「つい」誰かに言いたくさせてしまう


について書かれた本ですが、
私にとっては、特に1の直感のデザインが非常に面白かった。
自分(私)の関心事に対するヒントが凝縮されていると感じました。

63ページ
私たちの脳は、常に「〇〇するのかな?」という次の行動について仮説をつくりたがっている。

78ページ
人の行動を変えているのは、シンプルで簡単であるかどうかです。
目の前にあるものが、十分にシンプルで簡単であるなら、人は勝手に解いてしまいます。
逆に目の前のものが複雑で難しいと感じたとき、人は解こうとしません。

99ページ
商品やサービスの「良さ・正しさ」を伝えるよりも、まずは商品やサービスとの関わりかたが直感的にわかることを優先すること。
これこそが「ユーザーに寄り添う」の本質だと考えます。

私の仕事は、サービス業であり、
お客様に「自分のできること」をどうお示しするか
どうすれば「あなたに依頼したい」と思っていただけるか
に苦心しています。

自分の仕事内容を
シンプルに、簡単に、お客さんにとって直感的にわかる状態にすること。

大きなヒントをいただいた一冊です。