佐藤優さんの
「メンタルの強化書」を読みました。
帯が非常に魅力的。
「あなたの周りにいる自分勝手で図々しい下品な人たちに
心を削られない働き方とは?」
「何があってもおれない『しなる心』を手に入れる」
数年前に
「国家の罠」を読んで以来、佐藤優さんのファンです。
同時期に
100日以上勾留された元検察官の方の書籍を読んだのですが
とにかくつらい、という気持ちが綴られていました。
これに対し、512日間もの勾留にも
悲観することなく、ご自分の中でルールを作り
メンタル不調をきたさなかった佐藤優さんの強さに圧倒されました。
メンタルの強化書で、なるほど!と思った点はたくさんありますが、
次の点が、今の自分には強く心に残りました。
・異質な存在を排除する背景には
わからないもの、理解できないものを受け入れる余裕のなさがある。
・「引きこもり」がやたらと罪悪視される論調の背景には
「負け組」を作ることによって「勝ち組」を生む(目的)という構図があるのでは?
という視点を持つこと。
・環境と因子の関係で誰もがうつ病になる可能性がある。
自分の耐性を意識しながら、閾値の範囲内にいるよう気を付けよう。
・パターン化できるものはパターン化して、脳の疲弊をさけよう。
ほかにもたくさんの「なるほど!」がありました。
ぜひ読んでみてください。